品質保ち脱泡・脱気
横田製作所 液体食品向けポンプ
【広島】横田製作所(広島市中区、三浦眞理夫社長、082・241・8674)は、液体食品の品質を維持しながら脱泡・脱気できるポンプ「 DP 型」を発売した。価格は吸込口の直径
15ミリメートルタイプの汎用型が約 350 万円(消費税抜き)から、サニタリー対応型が約 700 万円(同)から。今後は多様なニーズに対応するため、吸込口の直径で
30ミリ、50ミリ、60ミリ、80ミリメートルタイプを追加する予定。
DP 型は羽根車の形状に改良を加えたことで、同社従来機「 ASP 型」の半分程度の回転数で脱泡、脱気することが可能になった。これにより、せん断や温度上昇によって液体が変質する問題を解消し、食品の食感などの品質を維持したままで脱泡、脱気処理ができる。
同社の脱泡・脱気原理は、減圧したポンプ内に液体を流入させ、減圧作用によって液体中の気体を析出。ポンプ内を回転する羽根車による遠心力効果で気体を中心部に集め、真空ポンプで引き抜き脱泡、脱気する仕組みで、食品業界を中心にこれまで
150 台以上の納入実績がある。
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