(1)
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抽気ポンプを起動します。
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(2)
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真空度が上がるにつれて、カーゴ液は次の経路で吸上げられます。
吸込管 3 → ポンプ吸込口 4 → 主羽根車 5 → 気水分離羽根 6 → 抽気パイプ 1 → フロートバルブ 2
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(3)
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フロートバルブ 2 に液が入ると、フロートの浮力によってその上部に設けてある空気バルブを開きます。
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(4)
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空気バルブから空気が入ると、液は主ポンプ内に戻り、抽気ポンプへの流入を防ぎます。
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(5)
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次に主ポンプを起動します。
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(6)
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この時、吸込管内や主ポンプ内には多少の空気が残っていますが、気水分離羽根 6 の遠心分離作用によって液は戻り通路 7 を通ってポンプ吸込口 4
に戻り、抽気ポンプ側には空気のみ流れます。
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(7)
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主ポンプ内の空気が完全に抜けて運転が安定すると、抽気ポンプは停止しますが、さらえ運転(ストリッピング)に入ると抽気ポンプを起動します。
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(8)
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さらえ運転では、多少の空気は吸込んで液と混合しますが、空気は主として主羽根車 5 の中心部に集まります。
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(9)
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集まった空気は、主羽根車 5 と気水分離羽根 6 に設けた孔を通って抽気ポンプによって排気されますので、連続抽気によるさらえ運転が可能で、ほとんどタンクの底が見えるまで吸上げることができます。
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