UB、UBC 型は、国際特許の自吸(気水分離)機構により最高負圧は 60~90kPa に達し、抜群の自吸力を発揮します。
揚水中に処理できる空気量が大きいので、吸込条件の変動によって空気の巻き込みや混入があっても、排気しながら揚水運転を継続し、条件が復帰すればただちに正規の揚水運転に復元します。鳴水運転(水と空気を一緒に吸い続けること)や気液二相運転も楽々とできます。
吸込側の水位、温度、真空度などの吸込条件が変動してキャビテーション状態となっても、揚水運転を継続できるので、NPSH に余裕をみる必要は無く、変動する吸込条件下でも安定的に運転を維持できます。真空槽引抜きにも抜群の性能を発揮します。
入口逆止弁のないシンプルな構造により、丈夫で保守点検が簡単です。しかも、通常は吸込側にフート弁や中間弁を取付ける必要もありません。
呼び水操作が不要で取扱いも簡単です。
なお、優れた吸込力がありますから、吸込配管の敷設は山越え形や長い横引きとなっても差しつかえありません。
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