石炭火力発電所全景
石炭火力発電所における排煙処理プロセス
空気予熱器フィルター洗浄システム
空気予熱器
ガス・ガス・ヒーター
ポンプ設備が大きく、設備費が高い。
ポンプが水没型であるためメンテナンスが大変で、費用が高い。
スラリーによるポンプ羽根車やケーシングの摩耗が激しい。又、軸受が摩耗して振動が出る。交換費用もかかる。
ポンプの腐食も激しい。交換費用もかかる。
分類形式
水中ポンプ
立軸ポンプ
ヨコタ自吸渦巻ポンプ
構 造
要部の腐食
水中に設置するため腐食しやすい。
腐食しにくい。
軸受の保守
水中に軸受があるため保守が困難。
ボールベアリングで安定しており保守が容易。
保守・点検
ポンプ・モーター共に水中にあるため保守点検が困難。 分解時にポンプ・モーター共に吊リ上げる必要がある。
ポンプが水中にあるため保守点検が困難。 分解時にモーターを移動する必要がある。
陸上設置のため保守点検が容易。 分解時にモーターを移動する必要なし。
設備費
ポンプ・モーター共に高価。
ポンプ・モーター共に安価。
ケーシングはセミダブルボリュートと空洞受からなるシンプル構造です。片吸込単段ポンプで、広範な仕様にわたって、優秀な揚水性能を示します。
最高負圧は 60~90kPa に達し、抜群の自吸力を発揮します。
低 NPSH です。吸込条件の変動によってキャビテーション状態となっても揚水運転を継続できるので、NPSH に余裕をみる必要がありません。
揚水中に空気の巻き込みや混入があっても問題なく運転を継続できます。鳴水運転(水と空気を一緒に吸い続けること)や気液二相運転も楽々とできます。
1.循環流れ
自吸中にはセミダブルボリュートの通路 A から吐出された水は 通路 B-C を廻って羽根車に戻り、再び通路 A に吐出されます。
2.気泡連れ出し
この循環流は羽根車内の強い溝渦流 D で中央部の空気を気水混合体とし、通路 A に連れ出します。
3.気水分離及び排気
気水混合体は通路 A から吐出ノズル部 B へサイクロン状に導かれて自動的に遠心分離され、水は再び循環流となって B-C に戻ります。そして、遠心分離された空気は空洞受 E で受け止められ、背圧に対して確実に圧縮排気されます。
弁の動きが流れに順応するので、閉鎖遅れがなく、水撃は発生しません。
一枚弁の簡潔な構造で故障がありません。整備費が格段に削減できます。
無送水検知器も取り付け可能です(オプション)。
耐食性に優れ、特に塩素イオンを含有する環境での局部腐食性に格段の対抗性を示します。
耐食性だけでなく、硬度を高めて更に耐摩耗性を向上させており、耐食性・耐摩耗性の両面をそなえています。
海水環境中で優れた耐隙間腐食性、耐孔食性を示します。
強度は一般 JIS 材質の約2倍と格段に優れています。
被覆アーク、TIG 溶接によって、予熱・後熱の必要もなく容易に溶接することができます。
YST シリーズの耐食性・耐摩耗性
YST シリーズの耐食性・耐摩耗性(5% スラリーによる SUS316 の摩耗量を 100 とした時の割合)
YST130N の耐隙間腐食性
海水+次亜塩素酸 (90-100ppm) 現地実液試験 (試験期間:約1年9ヶ月)
YST130N の耐孔食性
排煙脱硫装置の循環ポンプ YM 型に使われている YST 合金